最近ハマっているお笑いコンビ
2022年のM-1グランプリ以来、Youtubeでお笑いの動画をよく見るようになったのでいくつか印象に残っているネタを紹介します。
キュウ
ヨーグルトの話聞けよ!
ラトビア人?みたいな引っ掛かりがゴリラのあいうえお作文で回収される気持ちよさがすごい。ゴリラであいうえお作文をするとかいうアイデアもどこから出てきたのか全然わからなくて好き。
他のネタでもそうなんだけど、ツッコミ(?)の清水が「ちょっと待てよ、お前……」って言ってるとき、次に何が来るんだろうとワクワクしながら待ち構えてしまうのがクセになる。
ダイヤモンド
あなたがこのネタをまだ見たことないのなら、とりあえず一度見てほしい。
最初にスポーツ〇〇を連呼するあたりで「あ~そういう言葉遊び系のネタね…!」とお客さんに思わせてから、「スポーツフルーツ、スポーツ肉」で混乱させた後、役割を逆転させて怒涛のスポーツ〇〇のタネ明かし。そして気持ち良すぎる最後の一撃……。
無駄がねえ……マジで感動した。
怪奇!YesどんぐりRPG
【M-1勝ち上がりネタ】財布を拾った【怪奇!YesどんぐりRPG】 - YouTube
コントに入りそうで入らない!3人の息がぴったりと合った掛け合い!ファミレスの店長っぽい!など見どころしかない。
あと個人的に印象に残ったのはボケとツッコミという役割分担がないところ。3人でボケてツッコんでる?というのもちょっと違う、新感覚なネタだった。
パイロットのネタとかもすごく面白くて、いつかM-1決勝で観たい!と思った。
そんな感じです。
書いてて思ったけど、僕って伏線を回収したり"枠"を逆手にとってくるタイプの漫才好きだな。思うに、これは本格ミステリーをたくさん読んでいたせいです。本格ミステリーも既存の枠組みを逆手にとった仕掛けを決めてきがちなため……。
本屋大賞直前! 2023年本屋大賞を予想する
本屋大賞候補作のすべてを読んだため、個人的な面白かったランキングと大賞とりそうな作品を残しておく。
個人的面白さランキングの10番目から紹介していくぜ!(そっちのほうが盛り上がるため)ちょっとネタバレあるかもしれないのでそこは注意してくれよな!
⑩ #真相をお話します
マッチングアプリ、オンライン飲み会など現代的なガジェットが盛り込まれたミステリ短編集。収録作の中では「#拡散希望」が抜けて面白くて、推理作家協会賞獲ってるだけある!といった感じ。とはいえ短編集ということもあって、他と比べるとパンチ力が足りてないかも……
でも、それぞれの短編で扱われる現代的なやつ(マッチングアプリとかYoutuberとか)がとっつきやすいし一貫性があってよかった!なのでミステリ知らないけど読んでみたいみたいな方にはマジでオススメできる一作だった。
⑨ 川のほとりに立つ者は
THE現代の小説だった。いろんな人が言ってるようにタイトル回収が気持ちよい。
発達障害とかをテーマにするのは一種の"流行り"みたいなところあると思うんだど、それを当事者じゃないワイがおもしれ~って言ってもいいんですか?みたいなところもあるよね。
⑧ 宙ごはん
辛いことがあっても人との繋がりややっちゃんの料理が心を温めてくれる…という構図はやっぱりいい。けど、暗いわあああああ!!となった。でも人生って意外とそんなもんかもしれない……ね?
⑦汝、星のごとく
櫂と暁海のすれ違いがマジで泣ける……。あんなに分かり合えたのに親とか地元に囚われてしまうなんて悲しすぎる;。;
別れた後の櫂がアキミと付き合ってたのとか、通帳に借金が返済されてるのを確認してるのとか質感がすっごい”リアル”で泣けた。
けど男のほうが病気になるのはなんだかな……となった。病気になったら悲しくなるのは当たり前だからモヤモヤするねえ!?
⑥ 光のとこにいてね
いやタイトルよすぎw
最近の小説、ガチでロクでもない親がトレンドなんだなってなる。それは現実を反映してるのかもね……と思い、暗い気持ちになった。
⑤ ラブカ
ジャスラックを悪すぎず良すぎず描くバランス感覚すげえ!読んでる途中で調べたら、これ現実なんかい!ってなって、実際にヤマハに潜入してたジャスラックの人はどうだったんだろうって感じになった。
潜入先に入れ込んでしまうのはスパイあるあるのやつだけど、こんな展開の作品はなんぼあってもいいですからね(面白いため)。
④ 方舟
大学生のグループが地下施設に囚われて、脱出するには一人を犠牲にする必要がある。そんな中、殺人事件が発生して…?という設定のフックが強すぎる……!クローズドサークルに新しい味付けしてくるの気持ちいいよ。
最後のどんでん返しのやつもよかった。
あと、犯人を特定するプロセスの最後のピースであるスマホの伏線は大胆不敵に提示されており、オタクの僕も満足です。
③ 君のクイズ
Q-1グランプリ決勝。本庄絆はなぜ問題文が一文字も読み上げられていないにも関わらず正答することができたのか!? いや謎のフック強すぎ!!w
クイズ大会の回想中に更に伊集院ラジオの回想に入る展開が熱すぎて、その瞬間は完全に本屋大賞受賞おめでとうだった……
クイズプレイヤー(競技クイズ勢のことをこう呼ぶこともこの作品で知った)の思考の過程やワザップを知れるのも嬉しい。確かに僕もみんはやでちょっとだけ遊んだことがあるけど、『「わかりそう」のタイミングでボタンを押す』という言語化などはたしかにそうかもとなった。
0文字押しができた理由とか本庄がユーチューブやりたかったとことかは正直なところ全然好みじゃないんだけど、瞬間最大風速がヤバすぎたのでこの位置です。学生時代なら友達と一緒にしばらくこれの話してたと思います。
② 月の立つ林で
ポッドキャスト「ツキない話」を聞いている人々を描く連作短編集。「赤と青とエスキース」も読んだけど、一つの題材(今回は月、「赤と~」は赤と青)に様々な角度から意味づけをして連作短編にする技術にほれぼれする…他の作品ももっと読みたくなった!
① 爆弾
つかみ、中盤の展開の数、後半の畳み掛け、などなどすべて揃っている理想的なエンタメ小説だった……。
清宮→類家に選手交代する流れとかめちゃ熱かった。
あと、本筋とはあまり関係のないゆかりパートのおかげで物語が深みをぐっと増していて、すごい感心した。全人類にオススメです。
というわけで個人的面白さランキングは「爆弾」だったわけなんですけども~、実際にどれが獲ると予想しているかと言いますと~……
汝、光はちょっと似てるので票を食い合うかも?
爆弾はエグい変態が出てくるので推しにくいかも?
クイズは小川サトシが直木賞獲ってるからまあいいかってなるかも?
宙ごはんは2020年で町田そのこが本屋大賞獲ってるからまあいいかってなるかも?
月は2年連続で青山美智子が2位だから逆に票が集まるかも?
などと考えた結果、「月の立つ林で」になるんじゃないかなあと予想!
本読んでる系Youtuberの話やTwitterでの人気なども加味して順位も予想するとこんな感じ?
月>方舟>爆弾>汝>光>宙>クイズ>川>ラブカ>真相
面白さの順序をつけるのって難しい!最近お笑いにちょっとハマってて、賞レースの動画とか見たりするんですけど、M-1とかの審査員って大変なんやなあってなりますね!
あとこんな感じで賞レースの候補作全部読むみたいなのやると知らない作家や普段は読まないジャンルの作品に触れられるので気分がいいですね。モチベがあればまたやりたいね!
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最近小説をたくさん読んでいる。アウトプットしないのはもったいない感じがするのでブログを始めた。
このブログやってるの、〇〇じゃね…?ってなった知り合いの方がいれば見て見ぬふりしておいてください(恥ずかしいので)。